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KOBUDO -古武道-が10周年 「これが新たなスタート」
2017年05月24日 10時00分 [J-POP・ROCK]
KOBUDO-古武道-
KOBUDO-古武道-

純邦楽の藤原道山(尺八)、クラシックの古川展生(チェロ)、ポップスの妹尾 武(ピアノ)によるインストゥルメンタル・ユニット、KOBUDO-古武道-が、今年で結成10周年を迎える。5月23日に初のベストアルバム『十年祭』をリリースし、全国ツアーも開催中だ。

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「ベストアルバムには、この10年の活動の中でキーとなった曲を収録しています」と古川が説明するように、TBS系『NEWS23』のオープニングテーマとなった『翼』や、東海テレビ開局50周年特別ドラマ『少年時代』のために妹尾が作曲した『旅立ちの朝 〜 絆 -そして東雲の空を共に翔けよう』など、聴き馴染みのある楽曲を網羅。彼らの10年間の思いが詰まったナンバーばかりが収められ、「『翼』が1年間、毎日のようにテレビで流れたのは僕らにとって大きな出来事でした」と藤原は振り返った。

ベスト盤は2枚組で、1枚はカバー曲を収録。「KOBUDO -古武道-が演奏するクラシック曲の方向性を決定付けた」(古川)という『Adagio Sostenuto〜ピアノ協奏曲第2番第2楽章』や、「ユニットを結成する前、兵庫の養父(やぶ)というところで演奏したことが、すごく印象に残っています」(妹尾)という『赤とんぼ』など、クラシックや唱歌、ポップスなど、KOBUDO -古武道-が演奏することで新たな魅力が加わった名曲を多数収録している。

2月より、アニバーサリーイヤーを飾る全国ツアー「十年祭」をスタートしたKOBUDO -古武道-。ベスト盤リリース後のコンサートからは、より10周年の色合いが強くなるそうで、10年をテーマに妹尾が書いた『輝く明日へ』や、新曲『海に続く道』なども披露されるようだ。「内容も気持ちもたっぷり10年分。これが新たなスタートという気持ちで全国を回ります」と妹尾は意気揚々。

また、藤原はツアーファイナルについて「3人だけじゃなくて、というようなことができれば」と特別編成で演奏を披露することを明かした。「ストリングスやパーカッションを入れてやろうと思ってます」と古川。「CDにはストリングスが入っている曲もあるので、よりオリジナルに近いバージョンをお楽しみいただけると思います」とファイナル公演はアニバーサリーにふさわしい演出となりそうだ。

全国ツアー「KOBUDO -古武道- 10th Anniversaryコンサート“十年祭”」は、ツアーファイナル公演の11月26日(日)東京国際フォーラム ホールCまで。ファイナル公演のチケットは、6月9日(金)午後6時までプリセールを実施中。

取材・文:門 宏

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