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『トップリーグ』最多優勝5回・東芝と初代『トップリーグ』王者・神戸製鋼が今週末激突する。3連敗の東芝と4連勝スタートとなった神戸製鋼は、ここまで対照的な戦いぶりである。
神戸製鋼は開幕戦で昇格組のNTTドコモをSHアンドリュー・エリスの3トライなど39-16で切って落とすと、翌節も宗像サニックスに危なげなく20-3、クボタには45-7と圧勝し、前節もNECに29-12で勝利を収めた。だが、レッドカンファレンス1位・サントリーを勝点1差で追い、3位・トヨタ自動車が3差で迫っている2位の立場は安泰とはいえない。
翌週にはホワイトカンファレンス2位・ヤマハ発動機、第8節には同組1位・パナソニックとの交流戦が待っている。過去5年間の4強以上の成績を収めるためには、サントリーを含めた3強との直接対決までは負けるわけにはいかない。
一方の東芝はNECとの開幕戦を20-0のシャットアウト勝ちし、名門復活に期待を持たせたが、NTTコム戦でミスから自滅し14-25で落とすと、パナソニックに10-47と力負け、前節は前半終盤のシンビンが響きトヨタ自動車に18-23で屈した。
2003-2004シーズンから常に4強の座を守り抜いてきた東芝だが、昨季まさかの9位に沈んだ。名門復活を担う瀬川智広監督は、アタックでもディフェンスでもFWがゴツゴツと肉弾戦を厭わない正真正銘“痛いラグビー”で勝機を見出そうとしている。まだ順位をとやかく言う時期ではないし、対戦相手の巡り合わせもあるが、最下位に沈む東芝以外のレッドカンファレンス勢はすべて2勝以上を挙げている。このままズルズルいくと昨季の二の舞である。第5節・神戸製鋼戦は重要なターニングポイントとなる。
試合登録メンバーは以下の通り。
【東芝】
1三上正貴、2湯原祐希、3浅原拓真、4松田圭祐、5ジェームス・ムーア、6リアム・メッサム、7山本紘史、8リーチ マイケル、9小川高廣、10コンラッド・バンワイク、11石井魁、12増田慶介、13松延泰樹、14豊島翔平、15宇薄岳央、16森太志、17田中圭一、18深村亮太、19小瀧尚弘、20山本浩輝、21藤井淳、22大島脩平、23渡邊太生
【神戸製鋼】
1平島久照、2木津武士、3山下裕史、4伊藤鐘史、5安井龍太、6橋本大輝、7前川鐘平、8マット・バンリーベン、9アンドリュー・エリス、10イーリ ニコラス、11大橋由和、12山中亮平、13重一生、14林真太郎、15アダム・アシュリークーパー、16金井健雄、17山崎基生、18渡邉隆之、19張碩煥、20橋本皓、21梁正秋、22正面健司、23トニシオ・バイフ
『トップリーグ2017-2018』第5節・東芝×神戸製鋼は9月22日(金)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケット発売中。
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