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歌謡倶楽部『艶漢』第二幕の上演決定に櫻井圭登「ドキドキです!」
2017年11月27日 17時05分 [演劇]
歌謡倶楽部『艶漢』第二幕 制作発表より。(左から)吉原安里役 三上俊、吉原詩郎役 櫻井圭登、山田光路郎役 末原拓馬(おぼんろ)
歌謡倶楽部『艶漢』第二幕 制作発表より。(左から)吉原安里役 三上俊、吉原詩郎役 櫻井圭登、山田光路郎役 末原拓馬(おぼんろ)

漫画『艶漢』の世界観を歌謡エンターテインメントショーとして表現する歌謡倶楽部『艶漢』第二幕の制作発表が行われ、吉原詩郎役の櫻井圭登、山田光路郎役の末原拓馬(おぼんろ)、吉原安里役の三上俊が登壇した。

本作は、尚月地による同名漫画を舞台化した浪漫活劇譚『艶漢(あでかん)』に出演するキャストたちが、本編とはまた違う表現で『艶漢』ワールドを魅せる歌謡エンターテインメントショー。昨年8月に第一弾が上演され、今回は「第二幕」として4月に東京キネマ?楽部で上演される。脚本・演出は第1弾に続き、「Club SLAZY」シリーズやミュージカル「魔界王子 devils and realist」シリーズを手掛ける伊勢直弘。

本作の上演決定について、櫻井は「『歌謡倶楽部』はトリッキーな作品なので、次はどんなアプローチでつくるのか楽しみ。ドキドキですね!」、末原は「『艶漢』には陰の部分と陽の部分があって。『活劇譚』が暗いほうに振っているぶん、その反動か『歌謡倶楽部』はひたすら明るく。来ていただいた方がパーッと開けていくものになればと思います」、三上は「この『歌謡倶楽部』は(原作の)巻末漫画だったりおまけ漫画のイメージ。『活劇譚』は“真摯に芝居でつくりあげよう”という思いでやっていますが、『歌謡倶楽部』は“真剣に遊ぼう”という感覚で、楽しんでいけたらと思います」とそれぞれ語った。

初演の印象的な出来事を問われると、櫻井は「全裸で登場するっていうのは衝撃的でしたね」と挙げ、「あのスタンバイはもう一生ないんだろうなっていう感じ(笑)。『艶漢』ならではだと思いました」と笑顔を見せた。末原は「この作品は『艶漢』の登場人物たちがスピンオフで(歌って踊る)っていうちょっとメタな構造になっているので、お客さんが『おいおい』ってなったらどうしようと思っていた」と明かしつつ「幕が上がると(詩郎が)全裸で幕が閉じたときに、ブワーッて拍手があって。それを裏で聞いたときに『いけるね』『よかった』って目を合わせました。登場人物として物語の外に出て、生身の皆さんと繋がるのは不思議で面白かったです」と振り返る。三上は「客席の皆さんと一緒にペンライトを振ったり、同じ振りをしていただいたりする場面もあったのですが、その“境界線を取っ払っちゃう”瞬間っていうのはすごく心地よくて、一体化できたなと感じました。常々、作品はお客さんと一緒につくるものだと思っているので、そういう瞬間をまた今回もつくれたらいいなと思っています」と今作に向けての想いも語った。

歌謡倶楽部『艶漢』第二幕は、2018年4月11日(水)から15日(日)まで東京キネマ倶楽部にて上演。

取材・文:中川實穗

(C)尚 月地/新書館 (C)尚 月地/幻灯署活劇支部

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