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2パターンで挑む梅棒の勝負作、間もなく開幕!
2018年12月14日 15時00分 [演劇]
梅棒 9th “RE” ATTACK「超ピカイチ!」 稽古場より 撮影:飯野高拓

キャッチーなJ-POPに乗せ、ストーリー性を持った世界をアグレッシブなダンスで表現する“梅棒”。男性のみ11名のメンバーは、個々でも活躍。嵐のヒット曲『夏疾風』やドラマ『今日から俺は!!』の振付を手掛けるなど、各方面から熱い注目を浴びている。そんな彼ら渾身の勝負作「超ピカイチ!」が12月15日(土)初日の東京グローブ座を皮切りに、全国3都市で上演される。大詰めの稽古場を見学した。

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「超ピカイチ!」は、昨年6月から7月にかけて上演された「ピカイチ!」の再演。初演にブラッシュアップを施しつつほぼ完全再現を試みる“全日制ver.”と、全日制ver.のキャストをシャッフルし、キャラクターや展開をより濃く味付けした”定時制ver.“の2パターンを上演する。絶対の自信作を攻めの作戦で届ける、まさに”勝負作“なのだ。ちなみに全日制、定時制なのは、学園モノであるから。青くておバカで甘酸っぱい、このジャンル特有の雰囲気が梅棒の持ち味にマッチする。

この日の稽古は、定時制ver.。各シーンを作り上げる段階は終わり、より精度を高める調整に入っていた。総合演出を手掛け、あらゆる面で梅棒の顔である主宰・伊藤今人は今回出演せず、演出に専念。即断即決のブレない司令塔・伊藤を基盤に、実にテンポよく稽古は進んでいく。どんなJ-POPナンバーが使われるかも、梅棒公演の楽しみのひとつ。なんと定時制ver.では、全日制ver.と使用曲が約3割も異なる。この日の稽古の始まりは国民的アイドルグループの代表曲のシーンで、純情少年・道玄坂光徳役を演じる千葉涼平(w-inds.)のキュートさが弾ける。初演でも大盛り上がりしたシーンだが、振りや見せ方の随所にアップデートの跡が。ノンバーバル(=言葉を用いない)の公演だが、稽古場には常に伊藤の声が響く。「ハイ、どいた!」「殴られる!」などナレーションを当てるように盛り立て、キャストとのコミュニケーションも欠かさない。それが一方的でなく、「ここの細かい段取り、まだ決まってないです。今決めましょう」など、キャスト側からもズバズバ球が投げられるところが心地よい。

身体能力の高い総勢20名のキャストが縦横無尽に動き回る舞台は、どんなに自由に見えても緻密な計算が必要だ。クールな計算だけでは感動させられないが、「踊りは気持ちだ!」がコンセプトの梅棒の作品の核には熱がある。その熱が沸点に達するはずの本番が待ちきれない!

公演は12月29日(土)まで、東京・グローブ座にて。その後、大阪、愛知を周る。チケットは発売中。

取材・文:武田吏都

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