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前回の対決が忘れられない。『明治安田生命J1リーグ2018』第26節・2位・川崎フロンターレ×暫定4位・北海道コンサドーレ札幌は、強烈な印象を残した。昨年9月15日・等々力陸上競技場でのゲームは、無慈悲なほど一方的な展開となったのだ。
3連勝中の札幌はエンジン全開で試合に入ると、公式戦3戦勝ちなしの川崎Fのゴールを次々と襲った。だが、28分に家長昭博が右足を振り抜くとGKがセーブ、跳ね返ったボールを今度はキッチリ左足でコントロールし、先制すると状況は一変。30分・中村憲剛、40分・阿部浩之、57分・下田北斗、58分・小林、86分・知念慶、91分・田中碧と6人のスコアラーによる大量7得点を叩き込んだのだ。
決してスコアほど、両軍にパフォーマンスの差があったわけではない。ただ、川崎Fが耐えるところを耐え、相手のミスを逃さずに仕留めた結果、7-0となった。
試合後、鬼木達監督が「立ち上がりは本当に難しいゲームと言うか、何点取られてもおかしくないような入りだった。結果的にそこで我慢できたことが今日のこういう結果につながった」と安堵すれば、ペトロヴィッチ監督は「0-7で敗戦した試合でコメントするのはなかなか難しい」と言うほかなかった。
直近の対戦だけではない。過去のJ1での対戦成績を見ても、川崎Fが7勝1分と圧倒。8試合で21ゴールと大量得点をマークしている。
さらに札幌は右のルーカス・フェルナンデスが出場停止、左・菅大輝が『コパ・アメリカ』出場と両ウイングバックを欠いている。その穴を埋めるMF中野嘉大、最終ラインから攻撃を組み立てるCB宮澤裕樹も戦線離脱中だ。鈴木武蔵、アンデルソン・ロペス、チャナティップの1トップ2シャドーは試合に間に合いそうだが、全体練習に合流したばかりでトップコンディションとは言い難い。まさに満身創痍の状態である。
迎え撃つ川崎Fは10試合連続負けなしと好調を維持する。開幕4試合勝ちなしとスタートこそつまずいたが、7勝6分1敗・勝点27と首位・FC東京に勝点6差の2位まで順位を上げてきた。前半戦コンビネーションを発揮できなかったFWレアンドロ・ダミアンは直近5試合で3ゴール、ケガがちで序盤は不発だった2017年得点王小林も直近の出場5試合で4得点と上げ潮である。14試合で21得点・9失点と本来の調子を取り戻しつつあるのだ。
果たして、7勝2分5敗・勝点23の7位と追う立場の札幌はアウェイにケガ人、対戦成績、そして大敗のトラウマという四重苦を跳ね返すことができるのか。それとも、今節も川崎Fのゴールラッシュに沈んでしまうのか。『明治安田J1』第15節・川崎F×札幌は6月14日(金)・等々力陸上競技場にてキックオフ。チケット発売中。
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