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歌に助けてもらった夏川りみが20周年のコンサート
2019年12月17日 17時45分 [J-POP・ROCK]
夏川りみ
夏川りみ

夏川りみが、デビュー20周年を記念して1月11日(土)、NHK大阪ホールで「20th Anniversary Tour 2019 『みーふぁいゆー』 ファイナル」を開催する。タイトルは“ありがとう”という意味。「111と並ぶおめでたい日に、感謝を込めてみんなで楽しくお祭り騒ぎをしたい」という夏川に思いを聞いた。

「夏川りみ」チケット情報

今年8月、「愛」をテーマにした5年ぶりの新アルバム『美らさ愛さ(ちゅらさかなさ)』をリリース。同名曲では、ウチナーグチ(沖縄の方言)は話せないが、「島の美しさを表現するには方言のほうがしっくりくる」と、夏川が方言の専門家とやりとりしながら歌詞を手掛けた。歌の最後には琉歌(沖縄諸島などに伝わる短詩形の歌)が入り、切なく幻想的だ。「琉歌は泣きとも言われるんですが、本当に難しくて。方言を含め20周年記念のいい経験になりました」。

また、激しいエレキギターのイントロが印象的な『マモリウタ』では、「『歌でしか言えずごめんね』というフレーズが自分らしくとても気に入っているんです。最後には『わたしの歌であればいい』と結び、ファンにはひとりじゃないよと伝えたい」という。ほかにも、フォークの曲調に初挑戦した軽快な『愛ならそこにあるでしょう』など、今の夏川を表現した選りすぐりの9曲が収められている。

夏川の人生を変えたのは大ヒット曲『涙そうそう』だ。2000年、この曲を作曲したBEGINがテレビで歌っているのを見て、“一目惚れ”。メロディ、歌詞ともに衝撃的だったという。「その頃は何をやってもうまくいかなくて、毎晩飲み歩いていたのですが、あの晩、飲みに行かなくて家にいて本当に良かったなと(笑)。あのタイミングじゃなければ、出会えなかった」と振り返る。「大切な曲だから」と夏川が歌うのを渋るBEGINを「どうしても私が歌いたい」と説得し、ヒットになるなんて考えもしなかったという。「今でもコンサートで歌うたびに、客席で泣いている人が目に入る。それを見ると、私ももらい泣きしてグググッとくるので、客席を見ないようにして歌っています。歌は私の感情ではなく、お客さんの色に染めてほしい。初めて出会った衝撃と感謝の気持ちを忘れないので、毎回、新鮮な気持ちで歌えるんです。この曲がなかったら今の私はなかった」と言い切る。

コンサートでは新曲を中心に沖縄の民謡など、観客と一緒に踊れるような曲も披露する。20周年を迎え「私の歌を生で聴いたことがない人は多いし、まだまだです」と謙虚。最後に「ヒットに恵まれず、歌でやっていくのは無理かもと思った時期があった。でも、どんなにつらい時でも、飲んでカラオケで歌っていると『イェーイ!』と楽しくなれる(笑)。私も歌に助けてもらっているんです」と朗らかに笑った。

公演は1月11日(土)、NHK大阪ホールにて。チケット発売中。

取材・文:米満ゆうこ

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