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櫻井圭登「このカンパニーにしかできない」『艶漢』第四夜上演中
2020年02月18日 09時55分 [演劇]
(C)尚 月地/新書館 (C)尚 月地・新書館/幻灯署活劇支部 撮影:鏡田伸幸

浪漫活劇譚『艶漢』第四夜が2月16日に開幕、3月1日(日)まで東京・シアターサンモールにて上演中。開幕に先がけ、公開ゲネプロと囲み取材が行われ、取材には、吉原詩郎役の櫻井圭登、山田光路郎役の末原拓馬(おぼんろ)、吉原安里役の三上俊、大太刀一平役の小沼将太、鏡湖役の岡田あがさ、虹海役の松島志歩、花魚役の青木志穏、漁火役の芹沢尚哉、水稚役の坂下陽春、潮見役の加藤良輔が出席した。なお、漁火、水稚、潮見は舞台オリジナルキャラクター。

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本作は、尚月地の人気漫画を原作にした舞台で、2016年に初演、2017年に第二夜、2019に第三夜を上演した人気シリーズの最新作。脚本・演出はほさかよう。

取材で三上は「これまで前作を超えよう、超えようとやってきたのですが、この第四夜はまた別のベクトルでものすごい作品になったんじゃないかと思います。第五夜、六夜を見据えた作品になっていると思います」、末原は「作品を続けていくために、これまでのことを断ち切る、というのも今回の僕らの挑戦でした。それは新しいことをやるというよりは、今まで見せてきた、我々が“ここは成功する”と思っていない面を掘り下げてみるという作業で、それをイチからやってみて、我々なりに辿り着いていると思います。人間の暗い部分を描くぶん、それに打ち勝つための明るい部分や強い部分を描いた作品です」、櫻井は「『艶漢』クオリティはもちろんですが、このカンパニーでしかできないことができていると思います。支えてくださる皆様に感謝の気持ちも込めて詩郎を演じ切ります。よろしくお願いします」とそれぞれ語ったように、浪漫活劇譚『艶漢』が次のフェーズに入ったことを感じさせる作品。初演から描かれてきた、詩郎と光路郎、そして安里の因縁を振り返り、そのうえで一歩踏み出す姿が印象的に描かれる。

舞台となる“水劇”一座のエピソードは、水の中で行われる演劇は幻想的に、逆にその“舞台に立つ者”の心情は生々しく描かれたストーリーで、それを本物の役者たちが演じるという舞台版ならではの複雑なリアルさに心が動かされる。実はこのエピソードはコミックスでは前半に出てくるため、3人の状況とは時系列が違うのだが、舞台オリジナルキャラクターである漁火らが架け橋となり、違和感なく仕上がっていた。

光路郎の幼馴染・一平も登場し、初めて光路郎の過去が語られる浪漫活劇譚『艶漢』第四夜は3月1日(日)まで東京・シアターサンモールにて上演中。

取材・文:中川實穗

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