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踏みとどまるか、このままずるずる後退するのか。横浜F・マリノスにとって『2020明治安田生命J1リーグ』第16節は正念場となるだろう。
横浜FMは第11節・清水エスパルス戦は4−3、第12節はサンフレッチェ広島相手に3−1、第29節・北海道コンサドーレ札幌戦も4−1と3連勝し、いよいよエンジン全開かと思われたが、第13節・ヴィッセル神戸戦は3−3のドロー。試合終了間際に2ゴールを献上し、勝点3を逃したのだった。
勢いが止められた中迎えた第14節・川崎フロンターレ戦。2分、マルコス・ジュニオールのコントロールの効いたシュートで先制すると、序盤15分ほどは完全にゲームを支配する。だが、時間の経過とともに主導権は川崎Fに握られ、終わってみれば1−3。首位を独走する川崎Fに決定力と守備力の差を見せ付けられた。
続く第15節・名古屋グランパス戦は前節から6人先発を入れ替え、今季初めてとなる3バックで臨んだ。この試合も幸先よく1分にジュニオール・サントスのゴールで先制するも、時間の経過とともにペースは相手に移り、結局は1−2の逆転負けを喫した。
これで6勝3分7敗と負け越し、ディフェンディング王者は暫定10位に甘んじる。リーグ3位に位置する30得点は悪くないが、ワースト4位の29失点はいただけない。だが、アンジェ・ポステコグルー監督はハイライン・ハイプレスから攻撃に重きを置くこれまでのスタイルを変えるつもりはさらさらない。横浜FMとしてはイージーミスやボールロストを減らすか、どれだけ失点してもカバーするだけの破壊力を炸裂させるしかない。
一方、次節で対するセレッソ大阪は10勝3分2敗・勝点33で2位につける。チーム得点は23点だが、リーグ2位の13失点と堅守で勝点を積み重ねている。第11節・川崎Fに2−5と完敗を喫した後も4連勝とリカバー。ここ6試合はすべて複数得点をマークし、合計14ゴールと攻撃も上向きである。前節・札幌戦も攻めては奥埜博亮が2得点、守っては2試合連続のクリーンシート。思い起こせば、前回の対決でもこの奥埜にやられた。横浜FMは背番号25の2発に屈したのだった。リーグ戦での通算成績は横浜FMの16勝9分15敗とほぼ五分だが、ここ12試合はC大阪が負けなしの7勝5分と圧倒する。
果たして横浜FMが星を五分に戻すのか、それともC大阪が5連勝するのか。『明治安田J1』第16節・横浜FM×C大阪は9月13日(日)・日産スタジアムにてキックオフ。チケットはJリーグチケットにて発売中。試合の模様はDAZNにて生配信、NHK BS1にて生中継。
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