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観たい×観たことない×想像できない!成井豊と梅棒のコラボ
2020年12月17日 10時09分 [演劇]
撮影:川野結李歌

『成井豊と梅棒のマリアージュ』が、12月17日(木)に東京・サンシャイン劇場で開幕する。演劇集団「キャラメルボックス」の成井豊が手掛ける【plat de 成井豊】バージョンと、台詞を使わずダンスでストーリーを表現するダンスエンターテインメント集団「梅棒」による【plat d' 梅棒】という2バージョンが上演される本作で、一足先に開幕を迎える【plat de 成井豊】の通し稽古を取材した。

【plat de 成井豊】で上演される『彼女の空に雪が降るまで』は、成井にとって約2年ぶりのオリジナル新作で初の連作短編集。約15分×7作のストーリーで、「キャラメルボックス」原田樹里が演じる主人公・雪の人生を軸にした7つの出来事を描く。6作が二人芝居となり、原田×野田裕貴、筒井俊作×林貴?や、野田×石森美咲、原田×鍛治本?樹、阿部丈二×森めぐみと、組み合わせはさまざま。複数人が登場する1作には、「梅棒」の伊藤今?、遠?晶司、天野?輝、櫻井?彦も出演し、コラボレーション企画ならではの座組となっている。

全編、15分間の出来事を15分間で描くという作品。セット転換はなく、小道具すらあまり出てこないシンプルな舞台なのだが、雪の両親の姿、雪の高校時代、20代の出来事など、その一作一作が「これで15分!」と驚くほど奥深く、豊かに描かれる。雪の父と母の最後の15分間は一組の夫婦の馴れ初めや今ある愛情が笑いも交えながら描かれ、雪と雪に恋をする和彦(野田)が出会う15分間の会話は「これは運命だ」と観客に予感させる何かがしっかりと伝わってきて、一作、一作、と進むにつれそのすべてが花束のように重なっていく。成井ならではの温かな世界観、「キャラメルボックス」ならではの全身から物語が届く芝居、さらに今回は「梅棒」らしいノンバーバルな芝居シーンも組み込まれ、「観たかったキャラメルボックス」、「観たことのないキャラメルボックス」、さらに「思わぬキャラメルボックス×梅棒」まで加わって、最高の“マリアージュ”が生まれていた。

全編で使用される「SPIRAL LIFE」の楽曲も印象的。オープニングダンスは『ANOTHER DAY, ANOTHER NIGHT』に「梅棒」が振付し、成井の世界観を彩るダンスが披露されたが、「SPIRAL LIFE」ファンにも観てもらいたい心震えるダンスだ。

一作目の『ラスト・フィフティーン・ミニッツ』は、「キャラメルボックス」や「梅棒」が出演したMrs. fictions『15 Minutes Made Anniversary』('17/6団体が15分の作品を上演した企画公演)で上演された作品。当時の公演を観た人もぜひ注目を。【plat de 成井豊】バージョンは12月17日(木)から、【plat d' 梅棒】バージョンは12月22日(火)から、共に12月27日(日)までサンシャイン劇場にて上演。12月17日(木)19:00公演はPIA LIVE STREAMでのライブ配信もあり。

文:中川實穂

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