俳優の中尾彬(74)が、米女優メリル・ストリープ(67)を口撃した次期米大統領のドナルド・トランプ氏(70)を「気の弱い男」とチクリと刺した。

 ストリープは8日、ゴールデングローブ賞授賞式で、トランプ氏が過去に身体障害のある男性記者をあざけるようなしぐさをしたことに抗議。名指しはしなかったが厳しく非難した。するとトランプ氏はツイッターで「ハリウッドで最も過大評価されている女優のメリル・ストリープが、よく知りもしない私のことを口撃した。障害者の記者をからかってなどいない。ただ卑屈なやつだと示しただけだ」と反論した。

 中尾はコメンテーターを務める10日放送のテレビ朝日系「グッド!モーニング」で、スピーチをしたストリープについて「素晴らしいスピーチで、素晴らしい女優さんですね」と称賛。トランプ氏については「トランプはきっと『俺をどう評価してるのか』といろんなところに目配りしてるのかな。気が弱い男なんだね。どういう評価されてるのかばっかり気にしてる」とコメントした。

 また、同日のTBS系「白熱ライブ ビビット」でもこの話題を取り上げ、MCの真矢ミキは「いろんな場でスピーチしてきた彼女がここまで自分の感情を抑えきれずに怒りと悲しみがあふれ出てるのは初めて見る映像。伝わってくるものがある」とコメント。テリー伊藤は「トランプさん、これに対してツイッターで反論するって大人げない」とした。