俳優の大泉洋さんが19日、東京都内で行われた劇場版アニメ「映画ドラえもん のび太の宝島」(今井一暁監督、3月3日公開)の先行試写会イベントに登場した。同作にのび太たちを襲う海賊船の船長、キャプテン・シルバー役の声優で出演した大泉さんは「今までドラえもんの映画を通らずに生きてきた。大人になってからも『ドラえもん』は泣けると聞いていて、なんぼのもんじゃいと思って今回見たら、まぁシルバーがいい」と自画自賛しつつ、「なるほど、こういうことかと。これは泣けるなと、初めてドラえもんの映画の良さを知った」と明かした。
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その上で「(本作は)のび太君の勇気に泣けますね。ドラえもんを助けるためにとんでもないことをする。僕はのび太君以上に勇気のある人は世界にいないんじゃないかと(思う)。僕がこの世で一番尊敬するのはのび太君ですよ」と力説。海賊・トマト役の声優を務めたお笑いコンビ「サバンナ」の高橋茂雄さんから「平昌(五輪)で数々すごい人が生まれましたよ。(のび太は)その人たちクラス?」と聞かれると、「いや、もうのび太君こそ金メダリスト。その後、しずかちゃんがあっさり同じことをしましたけど、しずかちゃんも銀メダリスト」と語って観客の笑いを誘っていた。
高橋さんは、ドラえもん役の水田わさびさんと本作について話したエピソードを明かし、「映画が出来上がった時にわさびさんに『今年のやつ、ヤバないですか?』と聞いたら、わさびさんも『今年すごい』と。ドラえもんが言うてるやん。間違いないなと僕は正直思っていて、本当に面白い作品に関われて良かったなと思っております」と思いを語った。
「映画ドラえもん のび太の宝島」はドラえもんの劇場版アニメ38作目。児童文学の傑作「宝島」をモチーフにしており、大海原を舞台にドラえもんやのび太、しずか、ジャイアン、スネ夫が冒険を繰り広げる。脚本は劇場版アニメ「君の名は。」(新海誠監督)などで知られる映画プロデューサーで小説家の川村元気さんが担当。星野源さんが主題歌と挿入歌を手がけている。この日のイベントには川村さんも出席した。
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