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韓国キム・ギドク監督、新たにレイプ疑惑…女優からの告発相次ぐ

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キム・ギドク監督
キム・ギドク監督 - Stefania D'Alessandro / Getty Images

 韓国の著名な映画監督キム・ギドクが、新たに二人の女優からレイプとセクハラで告発された。6日に韓国MBCで放送された「PD手帳」の内容が波紋を呼んでいる。

【画像】過激な内容で韓国でも上映制限となったキム・ギドク監督の問題作『メビウス』

 第69回ベネチア国際映画祭・金獅子賞に輝いた映画『嘆きのピエタ』などで知られるキム監督は昨年8月、『メビウス』(2013)の撮影中に女優のAさん(最終的にAさんは映画を降板)に暴力を振るい、台本にないベッドシーンを強要したとして告訴されたことが大きな話題に。裁判所は身体的な暴力があったことは認め、約50万円の罰金の支払いを命じていた。

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 今回「PD手帳」に出演したのはAさんに加えて、匿名の二人。元女優のBさんはキム監督からプリプロダクション中に何度もセクハラされ、撮影期間に入ってからは何度も脅されたあげくにレイプされたと告白した。さらにはキム監督だけでなく彼の作品でおなじみの俳優チョ・ジェヒョン(今年に入ってほかのセクハラ疑惑を認め、謝罪している)にもレイプされ、チョのマネージャーからも狙われていたという。Bさんは「知り合いの女優に相談しましたが、彼女からは『これが映画業界だ』と言われました」とこれが根深い問題であることに言及した。

 また、Cさんはプリプロダクションのミーティングで言葉での執拗なセクハラを受けたという。男性のクルーたちも匿名を条件に、キム監督の撮影現場では「恐ろしいこと」が行われていたが、誰も口に出せなかったと認めた。

 キム監督は「映画の製作において個人的な欲望を満たしたことなどない」「親密な関係になったことはあるが、それは常に合意の上でのことだった。しかし、結婚して家族のいる男として、このことは恥ずかしく思う」と文章で反論した。(朝倉健人)

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