テレビ東京が4月19日から連続ドラマ「スモーキング」(木曜深夜1時)をスタートし、石橋凌(61)が主演することが26日、分かった。同局が米国のストリーミング配信事業の大手・ネットフリックスとタッグを組み、17年4月から放送中の木曜深夜ドラマ枠「木ドラ25」第5弾として放送される。

 「スモーキング」は、講談社の漫画誌「ヤングマガジン」で連載された、岩城宏士氏の漫画が原作暗殺したターゲットの入れ墨を鮮やかな手さばきではぎ、ホルマリン漬けして依頼者に届ける“剥ぎ師”左辺ジィ、相手を瞬時につぶす怪力を持つ元地下格闘家の“潰師”ゴロ、重火器から廃棄弁当まであらゆるものを調達する名人“物足師”の八丁、薬物調合のエキスパート“薬罪師”ヒフミンの殺し屋4人が、公園でホームレスに身をやつしながら、法や国家が裁けない人の皮をかぶった悪魔、外道を容赦なく始末する物語。

 左辺ジィこと佐辺重蔵を演じる石橋は「これは闇の世界に生きる男たちの話である。女、子供には絶対に手を出さない、バイオレンスあふれる究極のハードボイルド、ジャポネ・ノワールだ。正義の怖さ、痛さ、非情さが、見ている人々の勇気、力、未来へとつながっていくことを願いつつ、我々スモーキングは、悪党どもの化けの皮を静かに1枚、また確実に1枚、剥ぎ取り、葬り去ってゆく。どうぞ、ご期待下さい」とコメントした。

 八丁は金子ノブアキ(36)が演じる。「素晴らしい現場に呼んでいただけて本当にうれしいです。登場人物たちのチーム感を大切に、物語の厚みを増す戦力になるべく尽くします」と意気込んだ。

 ゴロは丸山智己(42)が演じる。「このとんでもなくエッジの効いた作品に参加できること、凌さん率いるこのメンバーで一緒にやれることが最高にうれしいです。こわもてで良かった。テレ東深夜&ネットフリックスだからこそ出来るすごみのある作品になることでしょう! ワクワクしかありません!」とコメントした。

 ヒフミンは吉村界人(25)が演じる。「出演が決まった時、純粋にうれしかったです。楽な芝居なんて1つとしてないですが、今作の自分の役は、一筋縄ではいかないことに緊張もしています。先輩俳優たちの中で恐れることなく、与えられた持ち場をまっとうするとともに、このヒフミンという役を愛し、自分という人間を証明したいです。とにかく真剣にこの激しく孤独な世界に飛び込みたいと思います」とコメントした。

 BSジャパンでは4月24日から放送が始まり(火曜深夜0時)、ネットフリックスでは7月27日に全世界全話一挙配信の予定。