お笑いトリオ「B21スペシャル」が来年、活動を再開させることが11日、分かった。現在は活動休止中だが、メンバーのヒロミ(50)がこの日、都内で行われた米映画「Re:LIFE~リライフ」(マーク・ローレンス監督、20日公開)のイベントで「絶対にやらないといけない」と明言した。

 B21スペシャルは86年にヒロミとデビット伊東(49)ミスターちん(52)の3人で結成。デビューしてすぐに若者を中心に人気を獲得したが、ヒロミの単独での活動が増えたこともあって、97年から休止状態になっていた。デビットは俳優業に進出しながらラーメン店経営にも乗り出した。ちんもリポーター業に加え、鍼灸(しんきゅう)師の資格を得るなど、それぞれが独自の道を歩んでいた。ヒロミも芸能活動を縮小させ、ジム経営に乗り出したが、昨年から再び本格的な芸能活動を再開。現在は各局のバラエティー番組で引っ張りだこになっている。

 来年は結成30周年。ヒロミは「『ネタをやるぞ』と強めに言えば、すぐに集まると思う」と言い切った。さらに「来年は30周年なので絶対にやらないといけないと思っています。来年は強めに言いますよ」と強い決意も口にした。何よりヒロミ自身が再ブレークの追い風に乗っており、トリオ復活も話題を集めそう。「見る側も年を取っているので、50代なりのネタをやろうと思う」。ベテランの魅力を発揮することができるか、注目される。

 ◆B21スペシャル 都内のアルバイト先で知り合ったヒロミ、デビット伊東、ミスターちんの3人で1986年(昭61)に結成。テレビ朝日系「ザ・テレビ演芸」の新人オーディションで10週勝ち抜いて4代目チャンピオンに。その後、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンらと並ぶ人気を獲得。単独での活動も増え、97年から活動休止。