A.B.C-Z塚田僚一(31)が初主演した映画「ラスト・ホールド」(真壁幸紀監督)が12日公開され、都内で舞台あいさつが行われた。

 「本当に幸せです」と日頃のお人よしキャラ全開の塚田は「先輩の(嵐の)櫻井翔君が自分の主演映画の前売り券を150枚買って、お世話になった人に配ったという話を聞いて、僕も148枚買いました」という。2枚差の意味は「櫻井君が先輩だからだし、この後、櫻井君より後輩だけど、僕より先輩の生田斗真君の主演映画があって、彼に149枚の枠を残してあげたんです」と、ビミョーな気遣いぶりで笑わせた。

 映画は五輪競技となって注目のボルダリングが題材。日本人として初めて世界選手権で優勝した楢崎智亜選手(21)も出演。ともに訓練を積んだ楢崎から「塚田さんにも大ヒットという一番上のホールドをつかんで欲しい」とエールを送られ、感激の面持ちだった。

 ジャニーズJr.、Snow Manの6人も共演。座長の塚田が遅刻した佐久間大介(25)を柄にもなくきつく叱るひと幕もあったという。「でも、そこはツカちゃんだから、佐久間に怒る姿を見て、何を思ったかといえば、まずちぐはぐな感じに笑いをこらえるのがたいへんでした」とその場面を目撃したメンバーの渡辺翔太(25)が明かした。

 公開記念の鏡開きの中身は、映画の内容にちなんでプロテイン飲料。塚田は「撮影中は飲むシーンで7、8回の撮り直しがあっておなかがタプンタプンになったのもいい思い出です」と振り返った。