元宮崎県知事の東国原英夫氏(60)が、「そのまんま東」の芸名で活動していた芸人時代に、台湾に密入国して強制送還されていたことを告白した。

 東国原氏は14日放送のフジテレビ系「石橋貴明のたいむとんねる」に出演。長い付き合いのあるとんねるずの石橋貴明(56)との出会いなどを振り返った。

 東国原氏はデビュー当時、爆発的人気を誇ったラジオ番組「ビートたけしのオールナイトニッポン」で、弟子である同氏らを辞めさせるために嫌がらせを募集する「弟子やめさせコーナー」に出演していたが、23歳だったある時、沖縄・石垣島のペンションを手伝いに来てほしいというリクエストが来たという。「1万円で行かなきゃいけない。だからほとんどがヒッチハイク。用賀から東名をずーっとヒッチハイク。用賀から石垣だよ!? どう思う?」と、現地に到着するまでの苦労を語った。

 しかし苦労して現地に着いたものの、指定された住所が実在せず、たけしに「はがきに書いてある住所がない」と訴えると、「だろ?」の返事。はがきの内容は全部、たけしによるうそだったそうで「お前がどれくらい根性があるか試してみた」と言われたという。

 そこから1週間で帰京しなければならず途方に暮れていると、たけしから「そこから台湾島が見えるだろ? 密入国したらタダで強制送還される」という驚愕の提案。「それで台湾に密入国したら捕まって、それで強制送還……」と告白すると、それまで笑って聞いていた石橋は「え!? 本当にそれで帰ってきたの?」と驚き、東国原氏は「だって師匠がやれって言ってるんだよ? やらざるを得ないでしょ」と語った。