漫画家の久保ミツロウ、コラムニストの能町みね子、音楽プロデューサーのヒャダインによるトークイベント『久保みねヒャダこじらせライブ VOL.9』が1日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで開催。原因不明で大量発生したコバエと格闘しながらという異例の展開となった。

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    (左から)能町みね子、久保ミツロウ、ヒャダイン

前回のライブ(6月23日放送)は、久保が“おっさんずラブ愛”を熱弁して好評だったが、本人は「まだ話足りない」と不完全燃焼の様子。「『おっさんずラブ』の感想を映像で言ってる人を見るのは初めて」という反応に、「ネットでは会話できるけど、そういう環境ってあるよなと思って。主婦の方とか、隠れキリシタンのように旦那に隠れて見てるという話も聞いていたので」と、しみじみ感想を述べた。

こうして順調な滑り出しを見せた昼の部だったが、舞台上でコバエが飛び交う事態が発生。ヒャダインが殺虫剤を常に握りしめ、目についた瞬間に発射するという臨戦態勢で進行したものの、それでも新たなコバエが次々に現れて肝心なタイミングで話の腰を折られたり、ドリンクのコップの中に入ったりしてしまい、「コバエに潰される、私ら」(久保)、「何この回!?」(能町)、「もうやだこんなの!」(ヒャダイン)と絶叫した。

そして、この大量発生の要因をいろいろ考えた結果、久保は「この中に、死んだことに気づいてない人がいる」という説を唱え、能町は「(ライブに来たいがあまり)肉体だけ来ちゃったんですね」、ヒャダイン「成仏してよ~」と一旦納得。夜の部では、大量の虫除けグッズを各所に設置して対策したが、コバエ取りに大量に溜まった姿を見て「お台場が腐ってるんじゃないですか!?」(ヒャダイン)、「フジテレビが腐ってる!?」(久保)と嘆いた。

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そんな環境でも、昼の部のトークは大盛り上がり。久保が、第1話で脱落してしまったドラマ『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―』(フジ系)の評判を聞いて、最終話だけ復帰した話を披露したほか、「ネットだけの情報でサッカー日本代表を追うと、どれくらい勘違いできるかを楽しんでいる」という久保が「ルミ子って誰?」と不思議がる場面も。

また、FIFAランキングの実感がわかない能町が、相撲の番付に置き換え、「日本(蒼国来)の次の相手はベルギーなので、稀勢の里です。ここに勝っても、次上がってくる相手はブラジルなので、白鵬です」と説明すると、ヒャダインは「FIFA相撲ランキング分かりやすい!」と感心していた。

次回のライブは、7月29日に昼・夜2回公演で開催。その次は、ホールツアー第1弾として、仙台で9月1日に行われる。今回の公演の模様や追加収録分で構成される地上波番組は、7月28日(深夜3:00~4:15)に放送される。

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