フジテレビ系で5日午後9時から放送される、坂上忍(51)がMCを務める「直撃!シンソウ坂上」では、13年間で5億円もの大金を「拝み屋」と称する人物に貢がされた、歌手辺見マリ(67)の地獄の洗脳生活を取り上げる。スタジオには辺見本人を招き、彼証言をもとに再現したドキュメンタリードラマとともに、洗脳生活と家庭崩壊の真相に迫る。

 ドキュメンタリードラマでは、辺見のデビューから西郷輝彦(71)との電撃結婚、そして離婚など、その半生を丹念に振り返る。地獄の洗脳生活の始まりである「拝み屋K」との出会い、そして「私は絶対に引っかからないと思っていた」という辺見が、なぜ信じ込み、多額の現金を支払うようになってしまったのかを描いていく。その後、「拝み屋K」は突如失踪するが、新たに現れた「新・拝み屋A」にさらなる地獄に突き落とされることになる。辺見は、家族と過ごしていた自宅までも売却、最終的に総額5億円を失った。

 辺見は洗脳騒動から30年たった今の心境を「まだ、吹っ切れていないですね。あの当時、地獄のようでしたし、家族や周りの方々に迷惑をかけたので、そんなに(簡単に記憶から)なくなるものじゃないです」と話している。

 マリの娘のえみり(41)へのインタビューも敢行。えみりが母マリの洗脳に関して、テレビで初めて語る。