市原悦子“盟友”常田さんは「動物をあんなに愛した人はいません」【追悼1】
俳優の常田富士男(ときた・ふじお)さんが18日に脳内出血のため亡くなっていたことが19日、分かった。81歳。常田さんとTBS系アニメ「まんが日本昔ばなし」で、コンビを組んだ女優の市原悦子はコメントを発表。動物が大好きだった常田さんの温かいエピソードを紹介した。
【以下、全文】 常田さんはね、昔話の世界に生きてたような人なんですよね。だから、おうちにはサルがいるし、犬がいるし、猫がいるしニワトリがいるし、蛇がいる。色んな動物が小高い木の間に生きているんですね。そういうお家の話を聞くと、まるで昔話を聞いているようでね。 お仕事始まる前の楽しい団らんの時間を過ごしてから、世の中悪いねとか、幸せってなんだろねとか、そんな話を真面目にプロデューサーと演出家と常田さんと私とで、40分ぐらいはゆっくり世の中の真面目な話をして、そしてそろそろいきますかと録音に入るんです。 その話が面白いんですって。スタッフとか聞いている人がいて、前座のお話し合いがないと良い作品できないと思い込んでいて、みんなその話に興味を持っていました。 その中のある一つなんですけど、撮影所で常田さん、乗り物に乗って事故起こしたんですって。びっくりしてどうしたのっていったら、同じ時間に自分の家の庭の木からサルが落ちて死んだと。僕の身代わりになってくれたと言ってました。 そして自分怪我しないで済んだ。本当のような偶然かもしれないけど、常田さんには、そういう何かがとりついていたようなおじいさんだった。 そしてね、もう一つだけ言うと猫がね、ものすごい老婆。弱った私みたいな老婆が居るんですって猫。常田さん、非常に家庭に恵まれて双子のお子さんが居るし、お孫さんもいるし息子さんも居るし大変優しい奥さんも居るし、恵まれた家庭に居るんですけど、その老猫がこたつの主になっているんですって。常田さんがある日、こたつに入ろうとしたら、その猫に足がぶつかったんですって。そしたら猫がギロっと振り向いて常田さんにガン付けたらしい。その顔が『悪いことしたお前許さん』と、俺悪かったと土下座しないといけないような顔だったって。この話も私、大好きです。あたりにいる動物をあんなに愛した人はいません。
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