演歌歌手の岩本公水(43)が“いつもと違う”持ち味を発揮し、新境地へ踏み込んだ。

 29日、東京・銀座のライブハウスで昼と夜、2回のライブを行った。タイトルは、その名も「いつもと違うの歌っちゃうよ~! 2!」。昨年に続き2回目の企画で、普段のコンサートなどではやらないことをやろうというコンセプトのもと、洋楽ポップス、ジャズなど、演歌とは違うテイストを歌い分けた。

 そして、極め付きは「スコップ三味線」だ。文字通りスコップを使い、津軽三味線をまねて弾く楽器。この日のために、スコップ三味線で世界一になった宮城県在住の若葉舞氏のもとへ何度も通い、レッスンを受けて完成させた。岩本の見せる新たなチャレンジに、客席からは大歓声が上がった。

 岩本は「また1つ、新しいものが出来上がりました。あまりの反響に、スコップ三味線を採り入れながら全国を歩きたいと思います」と手ごたえを語った。