韓国の人気オーディション番組PRODUCE101と、AKB48グループのコラボプロジェクト「PURODUCE48」が8月31日、生放送で最終回を迎え、ユニット「IZONE(アイズワン)」として世界デビューする12人が発表された。

日本からはHKT48宮脇咲良(20)が2位で呼ばれたのが最高で、ほか矢吹奈子(17)が6位、AKB48本田仁美(16)が9位に入った。センターは韓国のチャン・ウォニョンだった。

日韓両国から選ばれた96人が、練習生として4月からレッスンをスタートした。48グループのメンバーは、日本での活動と両立させる多忙な日々を過ごしてきた。放送を重ねるごとに徐々にメンバーが脱落し、この日までに残ったのは20人。「国民プロデューサー」と呼ばれるファン投票の結果で、11位から1人ずつ名前が呼ばれていった。

9位に入った本田は、類いまれなダンス能力と、振り覚えの驚異的な早さで徐々に評価を上げ、世界デビューの座をつかんだ。「100日間、すごく逃げ出したい気持ちがあったり、途中で投げ出したい気持ちもあったけど、本当に最後まで頑張って良かったなって思います」と、つらいレッスンの日々を思い出して涙を浮かべた。さらに「私のほおには夢と希望が詰まっていると言いましたが、今は皆さんからの愛でいっぱいです」と、投票したファンへの感謝を口にした。

6位の矢吹は、最低ランクのFグループからという苦しいスタートだったが、持ち前の舞台度胸で、本番での強さと高い歌唱力で中盤から一気に人気が高まった。「最初はFクラスから始まって、デビューなんて夢のまた夢だと思っていたので、信じられない。とってもとってもうれしいです。今、本当に夢じゃないんですよね。これからも頑張って、最善を尽くします。見守って下さい」と誓った。

1、2位の発表は、2人の候補が画面に映し出された後に発表された。宮脇はもう1人の候補、ウォニョンと手をつなぎながら発表を待った。ウォニョンが1位と発表されると、笑顔で勝者を祝福した。「いつも一緒に頑張ってきてくれた練習生のみんな、寝ずに支えてくれたスタッフの皆さん、何より応援ファンの皆さんありがとう。未熟なところばかりですけど、このグループでいっぱい努力して、たくさんの人に愛されるグローバルアイドルになりたい」と所信を表明した。

48グループからはAKB48高橋朱里(20)竹内美宥(22)宮崎美穂(25)下尾みう(17)NMB48白間美瑠(20)が20位以内に入り、この日を迎えたが、デビューする12人には入れなかった。総投票数は445万2179票だった。ウォニョンをセンターとするメンバー12人は今後、1つのユニットとして、2年間限定で世界をまたにかけた活動をしていく。