大相撲秋場所千秋楽(23日、東京・両国国技館)、横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)は大関豪栄道(32=境川)に突き落とされて黒星フィニッシュ。10勝5敗で15日間を終えた。取組後の支度部屋では報道陣からの問いかけにも無言を貫いた。

 日本相撲協会の八角理事長(55=元横綱北勝海)は9場所ぶりの本場所皆勤に「普通の場所より精神的に相当疲れていると思う。乗り切れたのだから自信になる」と評価する一方で「下半身を鍛えて、立ち合いで当たってからの圧力を戻したい」と今後の課題を挙げた。