鹿賀丈史(67)市村正親(69)がダブルキャストで主演するミュージカル「生きる」(8~28日)の公開稽古が7日、東京・赤坂ACTシアターで行われた。

余命わずかと宣告された男を主人公にした黒沢明監督の同名名作映画の舞台版。鹿賀は「すばらしい作品に出来上がった。『生きる力』を持って帰ってほしい」と言えば、市村も「みんなの力が結集して、映画に負けないぐらいの『生きる』になった」と自信をみせた。世界初のミュージカル化で、演出の宮本亜門氏も「責任感とプレッシャーがあったけれど、天国の黒沢監督も『おっ』と喜んでくれると思うし、超えているところもある」。息子役でミュージカル初挑戦の市原隼人も「このカンパニーでやれて良かった」と話した。