広島出身の演歌歌手角川博(64)が25日、東京・港区のお好み焼き店「広島焼 HIDE坊 新橋本店」で、27日に開幕するプロ野球「日本シリーズ」に進出した広島の優勝を願った。

3歳で広島名物・お好み焼きの味を覚え、4歳で広島ファンになったという角川。直径約30センチの特製お好み焼き4枚を作り、「C日本一」の文字を書いて必勝を期した。「第1戦がキーポイントになる。対戦相手のソフトバンクは得点力があるがカープは投手力がすばらしい。家族(チーム)一丸になって戦ってほしい。予想は4対0です」と予想した。

27日は新曲の収録でスタジオにこもりっぱなしになり、試合観戦はできない。「その方がいい。子どもの時にオヤジに連れられて試合観戦に行くと必ず負けていた。今も観戦に行くと負ける。だから見ない方がいいんです」。

デビュー43年目の勝負曲で、今年1月に発売した「女のなみだ」が3万枚を超えるロングヒット中だ。「カープの日本一みたいに、歌もなればいいなと思います。目標の100万枚は厳しいけど、みんなで努力していきたい」と力を込めた。

高校野球の名門・広陵高OBで、現在も「野球が生きがい」と公言する。広島が日本一になった暁には「来年の開幕戦は東京からみんなで応援に行くぞ」と気勢を上げた。