演歌歌手森山愛子(33)が18日、東京・渋谷区のけやきホールで、デビュー15周年記念のイベントを行った。

最初に実施したのは、新曲「会津追分」を歌唱曲としたカラオケ王座決定戦。1500通を超える応募から決勝に進出した12人がのどを競い、愛媛県松山市在住の三好今日子さん(60)が優勝した。森山は「レベルの高い人ばかりで驚いた。マネをしたいと思うような歌唱をする人もいました」と感想を語った。

その後にはライブを実施。04年発売のデビュー曲「おんな節」や「会津追分」など10曲を歌唱した。

ライブ前には取材に応じた。

アントニオ猪木(75)に命名をしてもらい、“闘魂の歌姫”のニックネームでデビューしてから15年。「歌手を辞めたいと思った時もありました。でも、最近やっと歌に自分の色を出せるようになってきた。『必死にこなす』のではなく、歌う楽しみを感じられるようになってきました」と笑顔で話した。

昨年9月に「会津追分」を発売する際、気合を入れようと髪の毛を30センチもバッサリと切った。「この作品を売りたいという強い気持ちの表れです」と言っていたが、その言葉通り、今年は全速で疾走してきた。4月には台湾で初の海外公演を成功させ、全国各地の約100カ所でキャンペーンを敢行するなど精力的に活動。そのおかげで「会津追分」がCD販売やデジタル配信などを合算すると8万を突破。これまで、自身の最大ヒットだった「約束」(12年)の7万を超えることができた。

「忙しい18年でした。19年は『森山愛子元年』として第2章の幕開けです。『かわいすぎない演歌歌手』として頑張ります」と誓った。