今月末での芸能界引退を発表した元NMB48の須藤凜々花(22)が29日、大阪市内で、レギュラー出演している読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」(金曜午後7時=関西ローカル)のラスト収録に臨んだ。

間寛平、由紀さおり、桂南光、笑福亭笑瓶、月亭方正ら、レギュラー陣に囲まれてトーク。寛平から、持ちギャグ「アメマ~」を贈られると、須藤は「ありがとうございますっ」。満面笑みで返した。

番組は93年にスタートした関西の街ネタも紹介する名物番組。須藤は16年6月から、先輩渡辺美優紀の卒業にともない、レギュラーに入った。17年選抜総選挙での「結婚宣言」を経て、同8月にグループ卒業後もレギュラーを継続していた。

この日は、スタジオで卒業セレモニーも行われ、寛平から花束を受け取り「最後の収録が『ほんわかテレビ』で幸せです」とあいさつ。たむらけんじが音頭をとった「一本締め」で収録を締めた。

収録後、須藤は「今日は寂しい気持ちになるかなと、思っていたんですが、いつも通りのめっちゃ楽しい収録でした」とニッコリ。収録前には、出演者に「最後です」とあいさつに行ったといい、皆から「最後まで自由だな」と、電撃引退発表をいじられたという。

とりわけ、由紀とは、プライベートでも食事に行くなど親交があり、大学進学の夢を相談していた。このため「今回の決断をすごく応援してくださっていて、『絶対にあきらめないように、私のことを思い出して夢に向かってがんばってください』って言ってくださいました」と明かした。

由紀以外にも、お笑い界のベテランと2年半以上、仕事をともにしたことには「大御所の方に囲まれて、最初は緊張して何もしゃべれなかったんですけど、最初から話を振ってくださったり、フォローしてくださったり、すごく度胸がつきました」。寛平の頭をたたく指令などもこなし「はちゃめちゃにやらせていただきました」と感慨深げに話していた。

この日の収録の模様は、2月15日に放送予定。須藤の出演分はこれで終了する。後任については、同26日に、クールジャパンパーク大阪・TTホールで行われる公開収録「爆笑!ほんわかコメディ特別公演」の中で発表される。