関ジャニ∞錦戸亮(34)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「トレース~科捜研の男~」(月曜午後9時)の第5話が、4日に放送される。
舞台となるのは科学捜査研究所。錦戸演じる科捜研法医研究員の真野礼二は、ある陰惨な過去を持っている。「鑑定結果こそが真実」と冷静沈着。主観や臆測を排除し、鑑定結果から得られる客観的な真実のみを信じ、亡くなった被害者の思いや無念を明らかにしていく。原作は累計40万部突破の人気コミック「トレース~科捜研法医研究員の追想~」。
科捜研の新人研究員、沢口ノンナを演じる新木優子(25)は「警察のお話に関わらせていただくのは3度目なのですが、演じさせていただく役が“科捜研刑事”(科捜研なのに刑事)みたいな捜査もやってしまうような情熱的な役だったのでどんな作品になるのかな、と楽しみでした」。フジテレビの看板ドラマ枠「月9」は昨年10月期の「SUITS/スーツ」に続いての出演となった。「10年前の自分に聞かせたいです。その頃の自分だったら想像できていなかったと思います。(月9は)「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THETHIRDSEASON」から始まり、今回が3回目になりましたが、出させていただくことは貴重なことですので、大切に作品と向き合いたいと思います」と話している。
第5話では、真野(錦戸)のもとに、捜査一課の刑事・虎丸良平(船越英一郎)から鑑定依頼が届く。黒鷹山の山道付近で殺害遺体が発見されたのだ。被害者は、スナックに勤める海東奈津美(滝沢沙織)。死因は頭部を強打されたことによる脳挫傷で、死後3日が経過していた。また、遺体の周辺からは、被害者とは違う人物の毛髪が見つかっていた。
毛髪のDNA鑑定を行ったノンナ(新木)は、それが18年前に誘拐され、そのまま行方不明になっている幼児のものであることを知る。18年前に起きた『鶴竹町幼児誘拐事件』は、スーパーで買い物中の母親・島本彩花(矢田亜希子)が目を離した隙に、娘・ユウちゃんが誘拐された事件だった。彩花と父親の彰(山中聡)は、誘拐犯からの指示に従って身代金を届けた。だが、ユウちゃんがいるというコテージにはその姿はなく、代わりに誘拐犯と思われる暴力団の準構成員・神崎徹(石垣佑磨)の遺体があったのだ。彩花たちはそこで初めて警察に通報したが、結局ユウちゃんは行方不明のまま。身代金も消え、神崎を殺した人物の正体も分かっていなかった。
虎丸は、今も娘の行方を捜して街頭でビラ配りをしている彩花たちに事情を伝え、協力を要請した。そして、遺体で見つかった奈津美が、18年前に鶴竹町に住んでいたことが判明する。真野は、明日が休日だというノンナに、予定がないなら付き合ってほしいと声をかける。