女優浅野温子(58)が4月20日から出演を予定した舞台「銀河鉄道999 さよならメーテル~僕の永遠」(4月20~29日=東京・明治座、5月10~12日=大阪・梅田芸術劇場)を体調不良のため降板することを27日、主催者が発表した。

浅野はメーテルの母で、鉄郎の最大の敵プロメシューム役の予定だった。3月初めの顔合わせには参加したが、その後の立ち稽古は休んでいた。所属事務所の生島企画室によると、浅野は3月に入ってから体調不良や倦怠(けんたい)感を訴え、都内の病院で診療、検査を受けた。浅野は出演を希望したが、主治医と協議し、今回は治療に専念することに決めた。今は病名などの結果を待っている状況で、入院はせず自宅で静養している。

また、代役は女優松下由樹(50)に決まり、この日から稽古に合流した。松下は「浅野温子さんとはこれまで共演経験はありませんが、尊敬する先輩のおひとりです。浅野さんの後を引き継がせていただくのは、重責を感じておりますが、誰もが知る松本零士さんの名作『銀河鉄道999』の世界を舞台上で創り上げるよう、精いっぱい務める所存です」とコメントした。