17日放送のTBS系「ビビット」は、人気グループ「JYJ」のメンバー、ユチョン(32)の薬物疑惑を特集した。

 きっかけは、ユチョンの元交際相手で、“ミルク姫”と呼ばれる大手乳業メーカー創業者の孫娘。違法薬物(覚醒剤)で逮捕されたピーチ姫は取り調べで「芸能人から寝ている間に投薬された」と供述。番組では、その後「芸能人から」→「ユチョンの友人から」→「ユチョンから」と供述を変え、実名を出したと伝えた。名指しされたユチョンは10日に会見を開き、薬物譲渡の疑惑を完全否定。

 16日、麻薬捜査隊はユチョンを家宅捜索。毛髪と尿の簡易検査では陰性という結果が出たという。ユチョンは、事情聴取のため、きょう17日午前10時に警察へ出頭する。

 ユチョンは2016年、20代女性から性的暴行を受けたと告発された。疑惑は晴れたものの、イメージダウンは避けられず、今年になってようやくソロ活動、俳優としてのドラマ出演と、再スタートの矢先に薬物疑惑が降りかかった。出演した韓国芸能ウオッチャーは「今後の活動に支障が出る可能性がある」とコメントした。

 日本ではコカイン摂取で逮捕、起訴されたピエール瀧被告(52)が所属するテクノユニット「電気グルーヴ」について所属レコード会社は音源や映像の出荷、配信を停止。出演ドラマは降板、撮り直し、配信停止の措置が取られた。出演映画も公開延期など影響が出ている。