ＮＨＫの総局長会見が１７日、東京・渋谷の同局で行われた。木田幸紀総局長は、ピエール瀧被告のコカイン摂取事件など、番組出演者の不祥事などで放送中止やオンデマンドでの配信中止となった番組の取り扱いに関連して、２０１７年６月に未成年女性との問題を起こした小出恵介の出演番組は、当時配信停止となった７番組中、４番組を配信再開していることを明らかにした。

　直近では４月１２日に配信再開した時代劇「吉原裏同心」。一方で朝ドラ「梅ちゃん先生」は、まだ再開を検討している段階とした。

　同総局長は再開時期は「番組にどの立場で出ているかによっても変わってくる。個々の判断になります」と説明した。

　一方、小出主演で、事件によって放送中止となったドラマ「神様からひと言」に関しては、「有料で、視聴者が選択できる部分がある配信と、放送は意味合いが違う」と説明。同番組の撮影期間に問題が発生したこともあり、「放送しないと決めたものなので、方針を変えない限り、放送することはないです」とした。