阪神・掛布雅之オーナー付シニア・エグゼグティブアドバイザー(SEA=63)が8日のヤクルト戦(神宮)前、虎のベンチを訪問し、矢野監督、鳥谷、糸井らナインを激励した。

 これまでは現場と一線を引いていたが、この日はテレビ解説の仕事に加え、球団サイドの「選手に声を掛けてやってください」との要請を受けて実現した。

 目下、4カード連続勝ち越し中のチームに「状態がすごくいいし、みんなの目の輝きがいい。僕も最下位、優勝も経験しているが、やはり勝負事は勝っていかないとキツイということ。(今季は)5割をしっかりキープしていけばある程度勝負できる」と断言した。

 二軍監督時代の教え子だった4番の大山悠輔内野手(24)については「試合の中で経験して、自分の4番像を作り上げてほしい。最低20本はクリアしてもらいたいな」とハッパを掛けた。