大御所漫才コンビの「中田カウス・ボタン」のカウス(69)と吉本新喜劇の辻本茂雄(54)が30日、大阪市のなんばグランド花月で行われた「THE 舶来寄席2019」の公開ゲネプロを観劇した。

 世界のスゴ技パフォーマンスと吉本新喜劇が融合した同公演は今回で7回目。和製ジャグラーのタイ・トージョーら、トップパフォーマー6組が繰り出す妙技を満喫した同公演名誉支配人のカウスは「人間というものはこの世の中で見れないものを見たいところがある。それに近いものをいつも見せてもらっている。僕も端くれの芸人ですが、芸人としてすごいものを見ると謙虚になりますね」と感想を述べた。

 3月から体調不良で休養中の相方・ボタン(71)について聞かれると、「ジャグラーの練習を一生懸命やってます」と冗談めかしてスゴ技に引っ掛けた。続けて、「ネタ合わせはひそかにやっておりますし、非常に整ってきております。なかなか嫁の呪縛から解かれず苦労しておりますが、また楽しみにしておいてください」とボタンの家庭ネタを交えて語った。

 一方、新喜劇を披露する辻本は「僕の娘の彼氏がアメリカ人で、僕の芝居を見て面白かったところ3つを、新喜劇に足しました。パフォーマーの皆さんに負けないように頑張りたい」と意気込んだ。

「舶来寄席」は31日〜6月23日まで同所で開催される。