アイドルグループ「NGT48」村雲颯香(22)のグループからの卒業が18日、NGT公式サイトで発表された。

 昨年12月、元メンバーだった山口真帆への暴行事件以降、菅原りこ、長谷川玲奈とともに山口を支えたメンバー。5月に行われた山口、長谷川、菅原の合同卒業公演にも出演した。“山口派”で唯一、卒業はせずにグループ残留を選択し、「正しいグループとしての姿を皆さんにお見せできるように頑張ります」と決意を明かしていた。

 この日、村雲は公式サイトに卒業を発表する動画を掲載し「今年に入ってから両親とも話し合った上で卒業を決意し、2月の下旬から支配人に相談をしていました」と経緯を説明した。

 今後については「私はNGT48からの卒業と同時に芸能界を離れ、新しい夢に向かって進みます」と、山口ら3人とは異なり芸能界引退を表明。卒業公演は8月末に行われる予定だという。

 グループは現在、劇場公演は行われず“開店休業”の状態だ。村雲は改めて「今のNGT48には変わらなくてはいけない部分もたくさんあると思っています。そしてグループが変わっていくことは決して簡単ではないと、この数か月間で身に染みて分かりました」と、志半ばで卒業する悔しさを告白。それでも「それぞれが自分自身を見つめ直し成長していけるよう、ここにいるNGT48の大事な仲間と一緒に、卒業の日までNGT48のこれからに繋がる活動に全力で取り組んでいきたいと思います」と誓った。

「山口らの卒業公演は一部メンバーのみ出演し、メンバー間の確執を感じさせた。ただ、今回の村雲が卒業発表した動画には、劇場のステージにメンバー全員が登場し、村雲と一緒に『NGT48です』とあいさつしている。わずかかもしれないが、前進が見られる。8月末の村雲の卒業公演まで“新生・NGT”を認めてもらえるか。活動再開を左右する大切な期間になる」(芸能関係者)

 地元の新潟県民、そしてNGTファンは厳しい目で注視している。