酒井美紀「白線流し」秘話をナマ告白 NG25回「悔しくて涙が出てくる」

 女優の酒井美紀(41)が6日、フジテレビ系の生番組「ノンストップ!」に出演し、17歳の時に出演した連続ドラマ「白線流し」の秘話を明かした。

 酒井は撮影で一番大変だったこととして、「これですね、テイク25なんですけど」と、同じシーンでNGを25回出したことを挙げた。

 「ちょっと長めのシーンで、TOKIOの長瀬智也さんと2人のシーンです。松本は秋から冬にかけてものすごく寒いんですね。けっこう夜中の時間になってきて、だいぶ寒い中で長ゼリフを言いながら、でも気持ちがあふれてきて途中から泣くみたいな、そういうシーン」だった。

 「本当にデビュー当時」、「ほぼほぼ素人みたいな女優だった」酒井だけに、「そんな途中からみたいなことができなくて。長ゼリフで寒くてうまく言えなかったりとか、だんだんスタッフとか長瀬さんとかに迷惑かけてるみたいな、だんだん違う恐怖が発生して。25回。監督も拡声器とかで、そこで泣かない!みたいな、怒られながらやるみたいな。(NGが)2桁入ってきて(ワーッ!って)なって、メイクさんが『頑張って』なんて言われると、また直しながら悔しくて涙が出てくるんですよ。だんだん役の気持ちじゃない感情ばかりになっちゃって」と、大混乱に襲われた。

 「結局この日撮れなくて。25まで粘って、終わったんですよ。これ以上撮ってもダメだって」と、撮れ高ゼロに終わったが、「次の日にそのシーン撮らなきゃならなくて、ある意味プレッシャーで。また同じシーンを。気持ちが切り替わってすぐ撮れたんです」と、翌日すんなり成功したという。

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