元TBSアナウンサーの青木裕子(36)、同じく小島慶子(47)が28日、都内で行われた「第12回ペアレンティングアワード」表彰式に出席した。青木はママ部門、小島は文化人部門での受賞。

 お笑いコンビ「ナインティナイン」矢部浩之(48)の妻である青木は、長男(5)、次男(3)の母。「私ひとりでできることはわずかで、家族、ママ友、ご近所さんや習い事の先生の手を借りて、楽しい日々を過ごしている」と、周りの人々に感謝した。

 子育てについては「自分で生活できる子になってほしい。受動的にならないように、考える力をつけるよう心がけている」という。長男は自転車で40~50キロも走るといい、矢部も伴走するのだとか。矢部の所属事務所の後輩でお笑いコンビ「NON STYLE」の石田明(39)は、仕事をこなした上に息子とのロングライドもこなす底知れぬ体力に「エエッ! 矢部さん大丈夫か」と驚きの声を上げた。

 また6年前、帰国子女である自らが育った豪州に家族で移住した小島は「大前提として日本の教育は素晴らしい。公立の学校でごく平凡な成績だった息子たちが、向こうでは『算数の天才が来た!』『リレーがやたらと早いやつが来た』という目で見られた。豪州の教育の素晴らしい点は、いろんな移民がいるので、言葉も文化も違う環境の人と一緒に生きていくことを前提してプログラムが組まれていること」と、現地での教育環境について言及した。

 子育て歴16年のベテランだけに「貧困や多様性などの社会課題が詰まっているのが子育てだと思う。子育てを通じて世の中に目が開かれるのはいいこと。その目を職場や地域にも広げて、そこから社会課題に気づき、こうなったらいいねという議論の現場が増えている。建設的意見が多く上がるのはすばらしいこと」と、子育てを通じて社会とつながることの重要性を説いた。