今季限りで阪神のオーナー付シニアエグゼクティブアドバイザー(SEA)を退任したOBの掛布雅之氏(64)が、来季以降も本社・阪神電鉄に新たなポストで“残留”することが明らかになった。

 4日、大阪市内の阪神電鉄本社で取材に対応した藤原オーナーは「掛布さんは野球に対して大変情熱を持っていらっしゃる方。いろいろなことを分かりやすく説明もできる。野球の面白さを広めていただくような仕事をしてもらえるよう、ご相談をしています。具体的なことはまだ(これから考える段階)ですが」と説明。

 これまで掛布氏はSEAとしてオーナーにチーム強化の助言などをする立場だったが、今後は野球の競技普及、広報などに軸足を置いて活動することが濃厚だ。

 本格的な始動時期について同オーナー「シーズンが始まってから。またお話しします」と話すにととどめた。