元ブラジル代表FWロナウジーニョ氏(39)が使用した偽造パスポートの“お値段”が明らかになった。

 ロナウジーニョ氏らは偽造パスポートでパラグアイに入国した容疑で同国の刑務所に拘束されている。ブラジルメディア「グローボエスポルテ」は“偽物”の購入費用が1冊6000ドル(約64万円)だったと報じた。ロナウジーニョ氏は女性実業家のダリア・ロペス氏から渡されたと当局に証言している。

 ロペス氏の自宅住所はロナウジーニョ氏が使用した偽造パスポートに滞在先として登録されており、パラグアイ検察が家宅捜索すると、ロナウジーニョ氏の顔写真がプリントされたサインボール約6000個が発見されたという。しかもその顔写真は偽造パスポートに使用されたものと同じ画像だった。

 事件の首謀者の一人と目されるロペス氏は、パラグアイとブラジルの政界にも通じる人物。現在は行方をくらましているが、スペイン紙「スポルト」によると、同氏側は今後の裁判には出廷すると主張。果たして真相は語られるのか。