サッカーの元ブラジル代表でスター選手だったロナウジーニョ氏(40)が超リッチな“軟禁生活”を送っている。

 偽造パスポートでパラグアイに入国した容疑で3月上旬に逮捕され、現在は保釈されて裁判を待つ身。裁判が始まるまでは国外渡航が禁止され、指定されたホテルで当局の厳しい監視下に置かれる“軟禁”状態となったが、実際は快適な日々を過ごしているようだ。

 滞在先はパラグアイの首都アスンシオンでも最高級ホテルの「パルマロガ」で120年近い歴史を持つ。スペイン紙「スポルト」によると、12室あるプレミアムスイートルームのうち4室がロナウジーニョ氏や関係者らに割り当てられている。

 また米スポーツ専門局「ESPN」は、ホテル側がロナウジーニョ氏のために屋外グラウンドやプールの利用を許可したと伝えた。さらにサッカーボールとともに、縦30メートル、横15メートルの宴会場を専用の“サッカー練習場”として用意する異例の厚遇で受け入れたという。ロナウジーニョ氏の関係者は、起訴された兄アシス氏(49)とともに「2人は家族や母親、友人と毎日話している。刑務所にいるときよりも、ホテルで落ち着いた様子で過ごしている」と悠々自適な?軟禁生活の様子を語っている。

 数々の事業に失敗して引退後は莫大な資産が底をつき、揚げ句の果てには国外で逮捕される転落人生を味わった元スーパースター。至れり尽くせりの豪華待遇で、逮捕前の生活には戻りたくなくなるかもしれない。