2・5次元系舞台で活躍する俳優集団D-BOYSのメンバーが、7月期のABCテレビ系連続ドラマ「クレイジーレイン」(日曜午後11時25分=関西地区)に出演することが13日、分かった。

同作は荒木宏文(36)陳内将(32)前山剛久(29)中尾暢樹(23)の4人が初共演。「ステイナイトミステリー」と題して7月から9月にかけて、ABCテレビ、テレビ朝日系にて3部作で放送される予定で、今回は、その第1弾として関西地区では7月5日、関東地区では7月11日からスタートする。

サスペンスドラマだが、被害者と容疑者の登場がなく、4人の刑事たち以外誰も出演しない、張り込み先のライブハウスで起こる、密室・ワンシチュエーション・サスペンスとなっている。

張り込み中の些細(ささい)な会話から、禁じられた恋、容疑者との共謀、汚職、殺人といった男たちの“秘密”があぶり出される。刑事たちによる命懸けの駆け引きや、どのように事件が暴かれていくのかなどに注目が集まる。

累計90万部を突破した「悪夢シリーズ」の作家木下半太氏が連ドラ初となる脚本、演出を担当する。

ミュージカル「刀剣乱舞」で話題となった荒木は最年長で落ちこぼれ刑事の井口(いぐち)役を演じる。「ワンシチュエーションで行われた舞台が原作のこの作品を映像化できることでどういう作品になるのかとても楽しみです」。「また、役者としてもとても楽しめる役を頂き演じられるのがとても楽しみです。精いっぱい努めてまいりますのでどうぞご視聴くださいませ」と呼びかけた。

大人気ゲームの舞台版「A3!」の夏組リーダーで、「特命戦隊ゴーバスターズ」に出演した陳内は借金まみれでギャンブル好きの刑事、渡辺役を演じる。「このたび、クレイジーレインのお話を聞いた時、率直に申し上げてテンションが上がりました!」。「1つは、同じ事務所でなじみの深いメンバー、しかも4人という少人数で作品を作れること、もう1つは、木下半太さんとお仕事出来るという点です。私、木下半太さんの隠れファン歴10年越え、顔合わせに半太さんの著書を持っていくくらいなのです!・・・すみません、気合が前に出過ぎました。この勢いを保ち、すてきな作品を全員で作り上げます!」と意気込んだ。

「仮面ライダーウィザード」でも活躍する前山は、無気力な女好き関西弁刑事の今江を演じる。「この作品はたった4人の登場人物で、最初から最後まで作られる芝居。舞台演劇に近い内容です」と作品を紹介。「でも、このご時世だからこそ、映像でトライする意味がある作品だと思います。荒木さん、陳内さん、僕、暢樹。4人のチームワークはバッチリ!そこに木下半太監督の魅力あふれる脚本・演出が加わり。終始見ていて、飽きない作品になること間違いなしです!!みなさん、お楽しみに」と胸を張った。

映画「チア男子」で主演を務め、「動物戦隊ジュウオウジャー」で主演を務めた中尾は、生真面目な堅物刑事役の清田役を演じる。「4人での会話が飛び交うこの作品。撮影の中でどんな化学変化が起こるか今からすごく楽しみです」と心境を明かした。「1人1人特徴のある役柄で僕もガンガンエネルギーをだしてこの作品が終わる頃には燃え尽きたいなあと思っています。ストーリーは話が進んで行くにつれ、いろんな伏線や隠された真実が解き明かされていくので見てるみなさんはハラハラしながら見てくれたらうれしいです!楽しみにしていて下さい」とコメントした。

関東地区では毎週土曜深夜2時30分からテレビ朝日系で放送される。