神津善行氏と中村メイコ夫妻 トラック7台分断捨離「残された人が困るものは整理」

 結婚62年の作曲家・神津善行氏(88)と女優・中村メイコ(86)夫妻が29日、NHKの「ごごナマ」に出演し“終活”について語った。

 夫妻は6年前に30年暮らした一軒家からマンションに転居。トラック7台分の断捨離を敢行したという。中村は「私は(美空)ひばりさんからもらった物とか特別な物は残して、着物も百何枚、捨てた。帯とか、ハイヒールとか捨てに捨てました」と明かした。

 多くの映画音楽を作曲している神津氏は「映画一本書くと、スコア、楽譜がこんなになる」と手を四方に広げて説明。「それが300曲分。四畳半から六畳間、全部(埋まってた)。これを持ってて何に使うんだろうと思って、全部捨てた」と処分したという。ピアノも例外ではなかったといい「僕がショパンならピアノを弾いて楽しめると思うけど。頭の中で弾いた方が楽しい。全部、持って行ってもらった」と話した。

 先祖の写真も処分したといい「僕のおじいさんとおばあさんの写真を孫に見せるとする。これ誰?ですよ。それを後生大事に、歴代のを背負ってる。特に長男長女は。できれば、そういう物を次の世代が焼くより、僕の世代で焼いてあげた方がいいだろうって、そういう物を全部整理した」と区切りをつけたと説明。「売れる物は残したらいいと思うけど、残された人が困る物は、どこかで誰かが整理しないと」と話していた。

 2人は中村が23歳、神津が25歳のときに結婚。タレントの長女・カンナ、次女・はづき、長男の画家・善之介さんの3人の子どもに恵まれた。

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