先日行われた「24時間テレビ 43」(8月22~23日放送)の制作発表会見に徳光和夫アナウンサー(79)が24時間テレビサポーターとして出席していた。

徳光アナは、第1回から同番組に出演している“レジェンド”ともいえる存在。そんな徳光アナでさえ「今年はオリンピックも開催されなかったし、私の中で『24時間テレビ』はGOサインが出ないのではないか」と懸念していたという。

その上で「今、それぞれ鎖国状態となっておりますので、そういった時に1つになるにはやはり電波だと思いますし、『24時間テレビ』のテーマは『愛は地球を救う』でありますので、今こそテレビの力で、世界に向けまして愛ということが1つのテーマになりまして、これが世界を結んでいくんじゃないかと改めて今回、意識させてもらおうかなと思っております」と意義を語った。

Kis-My-Ft2北山宏光(34)、ジャニーズWEST重岡大毅(27)、King&Prince岸優太(24)は初のパーソナリティーとなるが、アドバイスを求められて「ペース配分というのはないと思うんですよね。スタートしたら自然体でなんとか乗り越えられるっていう。そういうものですかね。今まで皆さんもほとんどそうだと思う」。これには10年連続で総合司会を務める羽鳥慎一アナウンサー(49)もすぐさま「本当に徳光さんの自然体を一番参考にしていただいたら」と反応した。

会見では当然のようにメインパーソナリティーに質問が集まった。対面ではなく、画面越しに記者が質問する形だったが徳光アナは「ご質問なさった方はこの5人のセレクションはどういう風にうつってらっしゃるんですか?」とまさかの逆質問。急な質問を受けたその記者は、「好感度が高いみなさんっていうイメージです」とうまく“乗り切った”が、井ノ原快彦(44)からも「もうちょっと踏み込んだ発言でもいいですよ」とつっこまれ、爆笑に包まれた。出演者と報道陣の会場は別々だったが、会見中、一番盛り上がったシーンだった。

同番組を知り尽くしているからこそ、その言葉には重みがある。最初のあいさつで「本当に私だけ時代の異物みたいな感じになって、出てくるわけでありますけど」と断っていたが、要所要所で徳光アナは強い存在感を示していた。

新型コロナウイルスの影響で無観客、マラソン中止など大きく変わる今年の同番組。「動く」というテーマで、“新しい日常での1回目”として新たな形で放送されるが、心強いパートナーがいる。