覚せい剤取締法違反容疑などで逮捕、起訴されたシンガーソングライター・槇原敬之被告（５１）に東京地裁は３日、懲役２年、執行猶予３年の判決を言い渡した。求刑は懲役２年だった。

　槇原被告は両サイドを短く刈り上げた髪型に、黒縁メガネに白いマスク姿。一礼して入廷した。

　地裁は「違法薬物に対する抵抗感の乏しさを背景にした悪質な犯行で非難を免れない」としたものの前科はかなり古いとして懲役２年、執行猶予３年の判決を言い渡した。

　裁判官から執行猶予後も前科として残るので、慎重に行動するようにと言われると、神妙な面持ちで「はい」と真っすぐ前を見据えて答えていた。