伊勢崎オートのナイターSG「第24回オートレースグランプリ」は13日の3日目、準々決勝戦を行った。その第10レースで永井大介(川口=43)が力強い動きを見せた。

 0メートルオープン8号車での出走。大外から好スタートを決めると、一気に車を伸ばして1コーナーで4番手につけた。大外から中団につけられれば、序盤の展開としては悪くない。そのまま一気のスピード攻勢から2周1コーナーで首位に立つ速攻劇。上がりタイムも3・390秒と、この日の一番時計で準決勝戦進出を決めた。

 直前節の7月地元・ナイター開催で3連勝の完全優勝を飾り今シリーズを迎えたが、良走路の初日は3着、2日目の湿走路は5着と、なかなかトーンが上がらなかった。

 そのため、この日の準々決勝戦突破へ「ヘッドを新品にしてみる」とパーツ交換を決断。「回転が上がるようになって力強くなった。結果が出たので、これをベースにまた調整」と機力アップに成功し、気配は良化した。

 オートレースグランプリは2008年にSG初優勝を達成した思い出のタイトル。さらに7大会連続の優出を決めており相性もいい。今回も流れは良く、優出への期待が高まる。