ゴルフの国内女子ツアー第3戦「ニトリレディス」(27日開幕)に向けて、大会連覇を狙う昨季賞金女王の鈴木愛(26=セールスフォース)は「女子ツアーでナンバーワンの難しさと思うコース」と評する北海道・小樽CCでの勝負を前に「実力試しで自分自身の勝負。昨年よりどれだけうまくなったか楽しみ」と語った。

 今大会に出るため前週の海外メジャー「AIG全英女子オープン」の出場は見送り。「少し心残りもある」としながらも「今年も大事だが、来年に向けていい準備ができるようにしたい」と1年半の長丁場となる異例のシーズンを戦う上で、来夏に延期になった東京五輪を見据えた戦略を立てていく考えも示した。

 前々週の「NEC軽井沢72」で初優勝した笹生優花(19)も会見し、母の母国フィリピンだけでなく、タイや米国から祝福メッセージをもらったことを明かし「すごくうれしかった」と笑顔。「また新しい週なので集中して頑張る。楽しんでプレーしたい」と意気込んだ。