ボクシングの元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(25=Ambition)が、10月26日に後楽園ホールで、ジム移籍後の初戦となるバンタム級10回戦(ノンタイトル)を行うことが10日に発表された。相手は同級日本13位の堤聖也(24=角海老宝石)。

 この日オンラインで会見した比嘉は「日ごろから、いつ試合があってもいいように練習している。移籍初戦なのでしっかり勝ちたい」と話した。

 比嘉は今年3月に、2014年のプロデビューから所属していた白井・具志堅ジムと契約を更新しないことを発表。6月末に現在のジムに移籍して、今回が新天地で初の試合となる。

 2018年4月、WBCフライ級3度目の防衛戦で前日計量に失格。王座をはく奪されたことがあったために、階級は二つ上のバンタム級に。

 早ければ来年にも世界再挑戦を見据えているとあって「フライ級ではコンビネーションで倒してきたことも多いと思うけど、バンタム級では一発で倒すことも大事」と〝ニュー・ダイゴ〟を披露することに意欲を見せた。