三遊亭金時あらため5代目三遊亭金馬(57)の襲名披露興行が21日、東京・上野の鈴本演芸場で始まった。父の4代目金馬(91)も初代三遊亭金翁を同時襲名した。

披露口上は林家正蔵の司会で、柳亭市馬落語協会会長、鈴々舎馬風、柳家権太楼が並び、53年も背負った金馬の看板を息子に譲った金翁は「生きている限り落語をやっていきます」とあいさつ。トリで登場した新金馬は「コロナで金馬襲名はないと思った。一つ頑張りますんでよろしくお願いします」。若い時に結婚式の司会を経験し、「川崎麻世さんもやったけれど、やった半分も残らなかった」と話した後、「厩(うまや)火事」を披露した。