浜松オートの「GⅡウィナーズカップ」が30日、開幕し予選初日を行った。

 29期以降の「ライジング」12Rでは、鈴木圭一郎(浜松=25)がさばいて制し期待に応えた。鈴木は動き軽快に攻め上げ、この日の一番時計で快勝と好内容を見せた。

 前節の山陽の特別GIプレミアムカップでは準決勝戦で3着、2節前の伊勢崎GIムーンライトチャンピオンカップも準決勝戦で5着と整備を行ってもマシンが仕上がらず、優出できずに終わっていた。

 今節も開幕前の前検日にクランク、クランクケースを交換。パワーアップを狙って迎えた初戦だった。

「乗り手がまだ…」と近況はリズムに乗り切れていないこともあり、自身のレースさばきに不満を残すようだが整備が奏功。「手前(コーナーの立ち上がり)からの持っていきがあっていいと思う」と手応えが出てきた。持ち味の一つであるスタートに関しても「いいですね」とキッパリ。不安材料は払拭されたようだ。

 初日から結果を出し〝正解〟が出たことで今節は楽しみになってきた。連勝街道を突き進むべく、2日目もスピードあふれる快走に期待だ。

 また、8Rの金子大輔(浜松=40)は1着を奪取したが、10Rの佐藤貴也(浜松=35)は不発の4着。こちらも修正して予選2日目に臨む。

 なお、登録28期以前の「マスターズ」では伊藤信夫(浜松=48)や中村雅人(川口=39)、佐々木啓(山陽=47)らがさばいて好発進を決めた。木村武之(浜松=43)も2着と上々の立ち上がり。一方で高橋貢(伊勢崎=49)はドドド(跳ね)の影響で攻めきれず4着。その対策を施し巻き返しを目指す。