ウクレレ奏者のUkurena(ウクレナ=15)がYouTubeチャンネル「rena_ukurena」を開設した。陽気なだけでなく、甘く切ないメロディーを奏でている。

16年2月にハワイ・マウイ島で行われた「国際ウクレレコンテスト」の13歳以下の部門で優勝した。

「お父さんが家にあったウクレレを楽しそうに弾いているのを見て、弾いてみたら楽しかった。8歳の時に世界チャンピオンのジャズーム・カフェの教室に通い始めました。今はウクレレが私の一部みたいな感じ。悲しい時も、うれしい時もウクレレで気持ちを表現できたらいいですね」と言う。

弾いているのは「セイレン工房」のウクレレ。「基盤はタマナという小笠原諸島でしか自生しない木を使っています。一番のお気に入りはサウンドホールがハート形になっているところです」と笑顔を見せる。

「羚奈(れな)」の名で、モデルとしても活動している。「これからは、お芝居にも挑戦してみたいですね。憧れの女優はクリスティー・スチュアート。アメリカンポップスが好きで、テイラー・スイフトやアリアナ・グランデにも会ってみたい」と、ナチュラルな国際派だ。

インターナショナルスクールに在学中で授業は基本的に英語。ネーティブの発音だ。「同級生は外国人が多いですね。一緒にアメリカンポップスを歌ったりして遊んでいます。英語はペラペラだけど、日本語がダメで(笑い)。学校ではチームに入ってバレーボールをやっています。ポジションはリベロです」と普通の15歳の素顔も見せる。

新型コロナウイルス感染拡大で自粛を余儀なくされた今年の夏。「いろいろなイベントが中止になって悲しかったけど、PCで映画を見たり、ウクレレの練習をしてすごしました。これからの時期はクリスマスソングの練習ですね(笑い)。悲しい時に心が温まるような音楽をYouTubeを通じて世界の人に届けたい。テクニックをあげるために、もっと練習します」と話す。

世界に通じる逸材だ。

 

◆Ukurena(ウクレナ)モデルとしては羚奈(レナ)。2005年9月29日、神戸市生まれ。5歳からモデル活動を始め、8歳で11年ウクレレ世界王者のジャズーム・カフェに師事。16年2月にハワイ・マウイ島で開催された「国際ウクレレコンテスト」の13歳以下の部で優勝。同年11月ファーストミニアルバム「ukurere heart」リリース。18年7月ファーストフルアルバム「Duality」リリース。趣味は折り紙、海外旅行、ダンス、フィギュアスケート、水泳、フラフープ。158センチ。