スーパー日舞パフォーマー花園直道(32)が大衆演劇のスターたちと初共演を果たす「大衆演劇祭り+1 2020」(25日16時開演)が、大阪市天王寺区の大阪新歌舞伎座でお披露目される。5日、日刊スポーツ新聞社(大阪市北区)を訪れた花園は「舞台に立てる喜びをかみしめながら、新しい挑戦を続ける」と宣言した。

「大衆演劇祭り-」には大衆演劇界のスターである竜小太郎、大川良太郎、門戸竜二が出演。女形を得意とする3人と子供の頃から大衆演劇の大ファンという花園が男役としてコラボレーションする演目もある。「初めての取り組み。オリジナリティーを出しながら、心機一転の気持ちで挑戦したい」と意欲を見せる。

新型コロナウイルスの影響で、年明けからイベントや公演が軒並み中止になった。SNSを使ったオンライン配信などを積極的に行ってきた花園は「SNSで初めて舞や歌を見た方がファンになってくれたり、海外にいるファンと気軽に交流できたり、と新しい配信方法にも慣れてきた」と楽しんでいるよう。

一方で「やっぱり生で見るのが1番」と実感する。半年ぶりの舞台となった8月から2回目となる今回のステージは「少し不安」とつぶやきながらも「舞台に立てることがありがたい。稽古にも制限があるが、芸歴の長い大先輩たちと共演できるのは本当に心強く、勉強になる」と笑顔で語った。