広島の9年目・野村祐輔投手(31)が〝ミンチー超え〟を狙っている。

 8日の阪神戦(マツダ)に先発予定の右腕は5日、マツダスタジアムでの投手練習に参加しキャッチボールやダッシュなどで入念に調整。6回1失点に抑えた7月22日以来となる虎打線との対決に「ランナーをためての一本があるので、回の先頭をしっかり取っていく。それが自分のリズムにつながる」と腕をぶした。

 偉大な記録が視野に入っている。デビューからの連続先発登板のプロ記録は広島やロッテに在籍したネイサン・ミンチーが持つ187試合で野村は現在183試合。順調に先発ローテをこなしていけば、最低でも5試合には登板する予定でミンチーのプロ野球記録を16年ぶりに更新することが可能だ。

 これまでリリーフ登板なしで先発投手として新人王や最多勝、最高勝率を獲得してきた野村は連続先発の記録について「何にしても一番になることはいいこと。先発をずっとやってきたので、これからもずっとやりたい気持ちは当然ある。そのためには役割を果たしていかないといけないので頑張りたい」とキッパリ。目下、チームの現状は苦しいが〝先発一本〟としての新記録達成に注目だ。